蝋梅

「鉢植えのままじゃ窮屈そうで、
できたら庭に植えてあげてほしいのよ。」と、
友人から託された蝋梅の苗。

庭に定植して6年、
この冬はじめて花を咲かせました。

ほんの数輪なのに芳しい香り。

かつて、祖母宅の庭にあった大きな蝋梅の木にも、
カサカサッと乾燥した造花のようなこの花が、
枝に直に、嘘みたいにたくさんくっついて咲き誇り、
寒空の下、強烈によい香りを放っていました。
お正月には必ず枝を切って生けていましたが、
色は地味なのに、家全体をよい香りで満たすこの花が、
子供心に不思議でたまりませんでした。
すごいなぁと思いました。

自然界のいろいろなことに感動していた
あの頃の気持ちを思い出させてくれた蝋梅の花。

今年も、1日1日を大切に過ごしたいと思います。

2016.01.07